当ブログにお越し下さりありがとうございます。
結論先に書いちゃいますが、インデックス投資で勝てるかどうかは、人口動態次第で、2040〜2050年頃までなら、勝てる確率は高いと思ってます。
インデックス投資を始めた、またはこれから始めたいけど、勝てるかどうか不安ですよね?
だって明日、明後日のことも分かんないのに、10年20年先のことなんて誰にも分かりませんし。
インデックス投資を始める理由って、今の生活を豊かにすると言うより、老後の生活を豊かにするのが目的ですよね。
老後の生活は不安だし、年金もどの程度出るのか分からない。年金破綻とかメディアも煽ってくるし。
だから、投資や副業で少しでもお金を増やそうとして、始めたんですよね。
でもインデックス投資を始めたけど、いよいよ出口に近づいた頃に株価が下がってたら、目も当てられません。
若い頃に生活切り詰めて、インデックス投資に資金回して、老後は贅沢じゃなくてもそこそこお金に困らない生活をと思ってたのに、
もし資産が減ってたら、今まで何やってきたんだろう?
取り返しがつきませんよね。
でも、今ならまだ大丈夫だと思っています。
その理由をこれからご説明していきます。まぁ上にサクッと書いちゃってますけど^^
ご興味がなければ、ここから下は読む必要ありません。
インデックス投資で勝てるかどうかは、人口動態次第だからです。
GDPは人口に相関があり、GDPと株価も相関があるので、人口が増えれば株価が上がります。断言しちゃってますけど、短期の話じゃないですよ。長期的な視点での話です。
では、人口がいつまで増えるのかです。
国連の最新の予測(2019年)によると、世界人口は2030年に約85億人、2050年には97億人に増える見込みです。2080年代中に約104億人でピークに達し、2100年までそのレベルに留まると予測されています。
国連広報センター
世界人口推計2019年版:要旨 10の主要な調査結果(日本語訳) | 国連広報センター
しかし、こちらの資料では人口変動パターンの中位モデルのようなので、もう少し高位モデルと低位モデルも見てみたいですよね。
2010年版で古いですがこちらの資料には、確率論から導き出された、高位モデルと低位モデルも載ってます。(楽観的、悲観的に見た場合)
そして、こちらの資料に書いてあるデータをまとめた表が下記になります。
世界の人口 2010年68億9600万人
単位(人) | 低位 | 中位 | 高位 | 高位、低位差 |
---|---|---|---|---|
2050年 | 81億1200万 | 93億600万 | 106億1400万 | 25億200万 |
2100年 | 61億7700万 | 奥101億2500万 | 158億500万 | 96億2800万 |
低位では2046年81億3200万をピークに人口減少が始まる。
先進国の人口 2010年12億3600万人
単位(人) | 低位 | 中位 | 高位 | 高位、低位差 |
---|---|---|---|---|
2050年 | 11億5800万 | 13億1200万 | 14億7800万 | 3億2000万 |
2100年 | 8億3000万 | 13億3500万 | 20億3700万 | 12億700万 |
発展途上国の人口 2010年56億6000万人
単位(人) | 低位 | 中位 | 高位 | 高位、低位差 |
---|---|---|---|---|
2050年 | 69億5500万 | 79億9400万 | 91億3600万 | 3億2000万 |
2100年 | 53億4700万 | 87億9000万 | 137億6800万 | 84億2100万 |
こちらのデータでは低位モデルでも2050年頃までは、世界全体の人口は増えるようです。先進国では、すでに人口減少が始まっておりますが、アフリカやアジア等の発展途上国はまだまだ増えるようです。
しかし、人口増加の頼みの綱であるアフリカも下記のグラフのように、出生率は低下しています。
出生率=出生数/人口
死亡率=死亡者/人口
全女性出生率=出生数/全女性人口
15〜49歳の女性の出生率=出生数/15〜49歳の女性の人口
合計特殊出生率=15〜49歳の女性の出生率の合計
人口置換水準=出生数−死亡数+入国者数−出国者数
人口置換率=合計特殊出生率/純再生産率
総再生産率=女性に限定した合計特殊出生率
純再生産率=総再生産率に女性の死亡率を考慮した合計特殊出生率
なんでこんなにアフリカの人口が減少しているかと言うと、近代都市化が進んでいるからだと思います。
昔は農業が中心だったから、子供を産めば働き手として手伝ってもらえるので、子供を作りますが、近代都市化が進んで、女性の教育水準が上がれば、アフリカでもやはり晩婚化が進み、出生率は下がるでしょう。
しかも、アフリカの近代都市化は、先進国より早く進み、同時に出生率の低下も加速するでしょう。
先進国のように既存の都市を壊してから近代都市へと移行するのではなく、砂漠やサバンナに最初から近代都市が生まれるからです。
人口置換モデル
ステージ1,出生率も死亡率も高い
ステージ2,出生率は高く死亡率は低い
ステージ3,出生率も死亡率も低い
ステージ4,出生率は人口置換率に等しく死亡率は低い
ステージ5,出生率は人口置換率を下回り、平均寿命は伸び続ける
人口置換モデルでは上記のような5段階を経て変化していきますが、
リープフロッグ現象により、アフリカの近代都市化が進めば、女性は子供を産まなくなり、ステージ2,3を飛び越えて行くことになります。
そうすると思ったほど人口増加が進まず、人口の頭打ちが早くなる可能性はあります。
インデックス投資やれば勝てます!
米国に投資しときゃ勝てます!
だって今まで伸び続けたもん!
過去のデータがあるじゃん!
インフルエンサーや便乗してる人達は言ってますけど。
でもインフルエンサーが言ったから、インデックス投資を始めました、米国に投資しましたじゃ面白くないですよね。
そういう理由でインデックス投資を始めた人は終盤で株価下がってたら、インフルエンサーのせいにするのでしょうか?
私は他責思考にしたくありません。
それなら、何かインデックス投資を続けるかどうかの、判断材料を持たないといけませんよね。
それが、人口増加率だと思います。
技術の発展は気にする必要は無いと思います。
だって、今から計算機をそろばんに換えたり、洗濯機を洗濯板に換えますか?
スマホ無しで生きられますか?
インデックス投資で技術革新は気にする必要ありません。勝手に伸びていきます。
だからあとは人口だけ見ときゃ大丈夫です。
幸い、低位モデル(一番悲観的なモデル)でも2046年までは人口が増えるという統計が出てますので、そこまでは安心して積立を続けましょう。
しかし、一番厳しいモデルが現実のものになれば、2040年前後には人口増加率の鈍化が顕著だよねっ、ていうデータが出てくると思うので、そこだけは注意してチェックしておきましょう。
出てくれば売り時です。
でも、子供世代にインデックス投資で勝てるって、すすめるのは微妙ですよね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
コメント